凧人のこだわりのお客様をご紹介します。【番外編マネキン】 【小澤賢一様】 【長谷川哲司様】
第4回今月のお客様
野又仁之様 
【廣田和夫様】 【笹ケ瀬尚志様】 【里見臣弘様】
【柴田昌輝様】 【正月編】 【手拭編】
【武田吉弘様】 【細川裕久様】  【連尺町の皆様】
今回のお客様は、芳川町大橋の野又さんです。
芳川北も比較的新しく浜松祭に参加した町内です、着こなしも新しいです。
最初に、見せていただいた伴纏は
出来たばかりの少し変わった麻の
生地 です。麻の感じがすごく良く
出ています 硝煙でグレ−に染め
ました。 帯びは綿紬のスミ黒の
巻帯びを うまくあわせています、
明るい色に帯び が、ここ数年
はやって来ましたが、
そろ そろ渋めの色かな?
本日はご家族でお見えになり
ました。 次回は皆さん伴纏で、
野又さんの奥様も似合いますよ。

つぎは、麻の藍染めの伴纏です。
麻は浸透が良い為、藍染めも深く
良い色に染まります、古くなっても
綿のようにあまり禿ず良い色あいに
なります、夜着ても綺麗ですし
古くなったら凧揚げようにしても
味があります。
今回は小千谷縮の股引・腹掛に
小千谷縮のダボシャツで少し暑い
夜の正装ですかね。
帯は博多四寸を十字結びで
カッコ良くしめられました。
芳川北の伴纏は大紋が芳の
江戸文字(北に万)
肩に三本線がこれは川でしょう、
腰に小槌が入ります。
紺屋・縫製どちらも大変です。

この伴纏も野又さんが最初に
発見した生地で綿の縮です。
偶然この生地を凧人で見つけて
染めて見たら結構良かったので
沢山のかたが作られました。
これは藍染めの浅黄ですね
凧用に少し短めで動きやすい
用にしています。
帯は最初に締めていただきた
綿のスミ黒の巻帯びを
しめていただきました。
足袋も藍染めの地下足袋で
いつでも凧揚げにいけそうな
格好です。
着替えの都合で、股腹は
小千谷を着ていただいていますが
暑い日はこれで凧揚げが
最高なんですが、涼しい日は
藍染めの綿紬の股腹を
あわせてください。

今流行り、(浜松では流行って
いますね)といっても凧人のオリジナル
の生地ですから、此処だけですね。
絹紅梅の登場です。
股引き・腹掛けも黒紺T/Cに
着替えていただきまして
足袋も黒紺に草履をあわせて
いただきました。
この格好ですと、凧揚げは無理
ですので自然と夜の装いになります。
手にも皮の信玄袋を持ちまして
粋に着こなしていただきました。
帯は定番、博多四寸(十字結び)
流行の明るめの色を合わせました、
少し決まりすぎかな?
今年は少しひねって
柄の巻き帯びあたりはいかがでしょうか?

これまた、麻の藍染め(浅黄)
これだけ薄い藍染めは
麻だからこそ綺麗に染まります。
これは多分、晒した麻に染めてます
しばらく前に染めた伴纏なので
良い感じに麻がよれてます
麻も手入れさえしっかりしていれば
古くなっても綺麗にきれますね。
帯は小千谷縮の端きれを
うまい具合に巻いてます。
この辺は着慣れた人にしか
出来ない芸当でですね、
煙草入れも扇子も
自然で決まってます。
野又さんは伴纏が似合うよう
一年中この体をキ−プしている
そうです、これもなかなか出来ませんね。
この伴纏は芳のボタン文字
個人の伴纏です。

最後は絹紬の縞の伴纏です。
絹特有の光沢がお分かりいただけますか
帯はちりめんの巻き帯び
一番しめやすい帯びです。
この所、博多帯に押されぎみ
ですが、今年は又、巻帯びかな?
やわらかい伴纏をうまく着こなしてます。


天気の悪い中、野又さん本当に
ご苦労様でした。
次回は是非、ご家族で
登場してください。

本当にありがとう御座いました。


凧人のお勧め<浜松まつり>
今回も決まり過ぎですね、もう少し凧揚げらしいスタイルも載せてたいと思います。
夜の正装といった意味では非常に参考になりました。



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